淀み無く
よどみなく
副詞
標準
fluently
文例 · 用例
姉はよどみなく、三人がいっしょにおもしろそうに遊んでいますとの答えに、妻は安心して休みおった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
」と仲買人はよどみなく答え、「ふたりともぼくの友だちで、経験のある紳士なんですけれど、しばらくのあいだ失業してて、そんなわけでもしかするとこの会社に勤め口を見つけてもらえるかなと思ったんです。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
主人は無意職に色をやわらげてことば軽く、「花前、おまえ保証人はあるかね」「ありません」 花前は、よどみなく決然と答えて平気でいる。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
人民はよどみなくのべる使者の様子に気を奪われた様にさっきの罵などは忘れて見て居る。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
彼は母にあってよどみなくいうべき言葉を、あれやこれやと考えながら歩いていたので、ついぼんやりしていたらしい。
— 海野十三 『人造人間エフ氏』 青空文庫
それは、まだ小説家になろうなどゝいう考えではなく、チエホフの短篇に感動したあまり、自分も書いてみたくなって、一夜のうちに書いたものだが、今、記憶しているのは、老人が主人公であったこと、出来栄えはとにかく、スラスラと、一夜に一冊のノート一ぱいの文章がよどみなく書きあげられたという快感だけである。
— 坂口安吾 『小さな山羊の記録』 青空文庫
池内は別室で細々と、航路から見た下界の模様を逐一よどみなく申し立てた。
— 大庭武年 『旅客機事件』 青空文庫
そして、話をするときは、そのことばが選りに選った技術で選り出されるのですが、それでも、そのことばは、よどみなく無類の雄弁さをもって流れ出します。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
長年の埃がたまり、空気の淀む部屋だった。
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よどむ底に沈んだ感情が、彼の行動を支配していた。
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池の水がよどむと、蚊が発生しやすくなる。
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