家事一切
かじいっさい
名詞
標準
all the domestic (housekeeping) chores
文例 · 用例
哺乳をやめ、産児制限をやり、台所、縫物、そのほか家事一切をやめて、朝から晩まで自動車でかけ持ちをやっても追付かぬ方がおいでになる位である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
しかしとにかく如才のない、世辞のよい、地代から貸金の催促まで家事一切|独で切って廻る程あって、万事に抜目のない婦人。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
家事一切は女中まかせに何一つ口を出さうとしなかつたが、唯一つの癖は戸の開閉がおそろしく口やかましい事で、どんな場合でも、これだけは厳重にしないと、直ぐ機嫌を悪くした。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
一人の女中を指図して、家事一切を厳格に仕切り、正夫を愛した。
— ――「小悪魔の記録」―― 『南さんの恋人』 青空文庫
母親がまだ達者で、二人の女中を使って家事一切のことをやってくれている。
— ――「小悪魔の記録」―― 『坂田の場合』 青空文庫
子供は大きくなつてゐたが、やはりその城下町から不幸な大工の娘を無造作に後妻に貰ひうけて、この女は肥つた人の好い気質の働き者であつたが、彼は家事一切を彼女に任せて何事もなく和した。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
土地家作、貸金なども多かつたので、主人は番頭佐吉に家事一切を任せ、自分は花鳥風月を樂しむのが唯一の仕事と言つた結構な身分。
— 敵持ち 『錢形平次捕物控』 青空文庫
」 筒井はこの家の主人にもつれあいが亡くなっていること、娘はあわれな唖のこと、弟と三人暮しのこと、そして筒井が家事一切を承ってそれを整理していること、一家から厚くもてなされていることを話して、筒井は十日間の猶予を乞うた。
— 室生犀星 『津の国人』 青空文庫
作例 · 標準
共働きの我が家では、夫が家事一切を積極的に手伝ってくれるのでとても助かっている。
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引っ越してからしばらくの間、病気で動けなかった私に代わって、友人が家事一切を引き受けてくれた。
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家事一切を外部サービスに依頼することで、夫婦の自由な時間が増え、喧嘩も減った。
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彼は研究に没頭するため、食事の準備から洗濯まで、家事一切を妻に任せきりだった。
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