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つうつう

つうつう
名詞名詞-の形容詞
1
標準
being in tune (with each other)
文例 · 用例
楊の木の中でも樺の木でも、またかれくさの地下茎でも、月光いろの甘い樹液がちらちらゆれだし、早い萱草やつめくさの芽にはもう黄金いろのちいさな澱粉の粒がつうつう浮いたり沈んだりしています。
宮沢賢治 イーハトーボ農学校の春 青空文庫
と、一疋の大きな猫がどこから来たのかつうつうと入って来て、前の膳の上に乗っけてあった焼肴の残り肴を咥えた。
田中貢太郎 皿屋敷 青空文庫
つうつうと身を走らせて、依田の重三郎が射構えた右前深くへさっとはいりました。
子持ちすずり 右門捕物帖 青空文庫
木の間深きを怨みて私はここに坐り、ねむり又ひとり醒めるあまりに蒼艶なる爽かなけむりにつつまれて光線のある愁ひの情を青い響きのする石と水の闇にひそめまつ白な寺の壁にうつる六月の朝を青銅色の姿にぬりこめつつうつうつたるこの頃の情念にむかつてより夕暮のある、より感情ぶかいきよらかな色洋燈を身に點さうか。
佐藤惣之助 季節の馬車 青空文庫
塀下に、つつじのこんもりした灌木――その蔭に、ぐっと一度うずくまって、気配をうかがうと、植込みの幹から幹、石から石を、つうつうと、影のように渡って、近寄った軒下。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
乃公が終に小刀を投り出して、つうつうと血の唾を吐いたら、二人は「ざまあ見やがれ」と言って逃げ出した。
佐々木邦 いたずら小僧日記 青空文庫
作例 · 標準
「あ、今同じこと言おうとした!」と、彼女とは昔から話がつうつうに通じる。
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長年連れ添った老夫婦は、言葉を交わさなくても互いの考えていることがつうつうだ。
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彼ら二人は幼馴染なだけあって、阿吽の呼吸で思考がつうつうに繋がっている。
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2
標準
being leaked (of information, secrets, etc.)
作例 · 標準
社内の極秘プロジェクトの進行状況が、ライバル会社につうつうに漏れていた。
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お喋りな彼に秘密を話すと、次の日にはクラス全員に内容がつうつうになってしまう。
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サーバーのセキュリティが甘いせいで、顧客情報が外部へつうつうの状態だった。
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3
標準
(passing through) without hindrance
作例 · 標準
窓を全開にすると、家の中に心地よい秋の風がつうつうと通り抜けて気持ちがいい。
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この新しいトンネルが開通したおかげで、山を越える交通の流れがつうつうになった。
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事故車両の撤去が終わって渋滞が解消され、ようやく車が目的地までつうつうと走れるようになった。
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