取り置き
とりおき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
reserving
文例 · 用例
真の学僧|気質で、俗気が微塵ほども無く、深く名利を悪んで、断岸絶壁の如くに身の取り置きをした。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
「これほどの世間の重宝を、手ずからにても取り置きすることか、召使に心ままに出し入れさすること、日頃の大気、又|下の者を頼みきって疑わぬところ、アア、人の主たるものは然様無うては叶わぬ、主に取りたいほどの器量よし。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
さて、ほんの偶然だが、その御前様はその月曜に一通の電報を受け取っていて、夫が出かけたすぐあとだったのだが、その内容は、お待ちかねの大事な小包がアバディーン海運会社の事業所で取り置きされているとのことだったそうだ。
— THE MAN WITH THE TWISTED LIP 『唇のねじれた男』 青空文庫
まず支那等で虎の体の諸部を薬に用ゆる事は一月初めの『日本及日本人』へ出したが、少しく追加するとインドのマラワルの俗信に虎の左の肩尖の上に毛生えぬ小点あり、そこの皮また骨を取り置きて嘗め含むと胃熱を治す、また虎肉はインド人が不可療の難病とする痘瘡唯一の妙剤だと(ヴィンツェンツォ・マリア『東方遊記』)。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
「いざ、介錯下されい、御配慮によって、万事心残りなく取り置きました」といいながら、左の腹に静かに匕首の切っ先を含ませた。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
出来上がれば是非御覧に入れます、その時|御意に入ったら御取り置き下さい。
— 矮鶏の製作に取り掛かったこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
地頭の富が一寺を建立し、一躯の本尊を安置するを得た以前、あの塚の松の木に名号の一軸を掛けて、村の者ばかりで死者を取り置きしたそうだという話が、いたる所に語り伝えられている。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
しかしお前は睡らないでひとりおきているように思える。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
作例 · 標準
このワンピース、素敵だけど少し高いから、一週間取り置きにしてもらおう。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「お客様、お取り置きの期限が明日までとなっておりますが、いかがされますか?」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
人気商品は取り置き不可となっているので、早い者勝ちですよ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview