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落ち鮎

おちあゆ
名詞
1
標準
sweetfish going downstream to spawn (in autumn)
文例 · 用例
木犀、萩、水引、鶏頭が、次々に屋敷の庭に咲き、八百屋の店頭には八ツ頭、唐の芋の新鮮なのが現われたり、魚屋の盤台には落ち鮎、かますなどが、膏ののった体を横たえたりした。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
秋の落ち鮎には、さらにも一度この熊野川へ志し、昭和十五年の竿納めとしようと思っていたところ、心なき台風のために山水押しだし、川底荒れてついに三度目の旅は、あきらめねばならなかった。
佐藤垢石 たぬき汁 青空文庫
しかし、この山国の渓流はもう水が冷えきって、鮎は落ち鮎となり下流に下って、瀬見温泉あたりに姿をとどめなかったのである。
佐藤垢石 姫柚子の讃 青空文庫
それは、落ち鮎は味の季節ではないからである。
佐藤垢石 姫柚子の讃 青空文庫
だから、鮎も他の川よりも早く老いて落ち鮎となるから九月十日過ぎれば、味が劣り釣っても味品を賞喫することができないのだが、今年は八月下旬からほんとうの釣季に入り、味も見ごととなった。
佐藤垢石 秋の鮎 青空文庫
腹に片子ができたばかりで、まだ落ち鮎の趣となっていない。
佐藤垢石 秋の鮎 青空文庫
その大鮎は、落ち鮎の頃とならなければ得られないのである。
佐藤垢石 秋の鮎 青空文庫
富士川で落ち鮎が釣れるのは、今年は十月に入ってからであろう。
佐藤垢石 秋の鮎 青空文庫
作例 · 標準
例句