資格試験
しかくしけん
名詞
標準
文例 · 用例
高崎中学を終えてから、各地の医専の入学試験を受けている最中、リョウマチにかゝり、少青年期の大事な部分を実家で療養に暮すうち中学生上りともつかず田舎紳士ともつかない鵺の青年になったらしい弟は、せめて生活の業にもと近頃では鍼灸師の資格試験の準備中なのでありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
アメリカ行きの費用を親に頼る道を選んだ古川は、一九七八(昭和五十三)年七月に留学という形をとって渡米し、まずカリフォルニア大学のロサンゼルス校で語学の資格試験向けの研修を受けはじめた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
学生はどういふ風にして募集するかといふ質問に、傍らの一職員が、全国的に募集して厳密な資格試験をする。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
会合は月に一回の予定であるが、会員は総て「言葉の俳優」たる資格試験をパスしなければならず、例会には、交互に、「その研究」を発表する権利と義務を負ふものである。
— 岸田國士 『なんとかせねばならぬ』 青空文庫
オーギュストは一八三五年十一月までこの職にあったが、辞職の後、大学教授を目指してパリに移り、一八三九年までここで教授資格試験の受験準備をした。
— ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 『純粋経済学要論』 青空文庫
ルダンさんの家庭塾には光太郎ばかりではなく、光太郎のただひとりの肉親である従妹のおけいもお世話になっていて、ルダンさんの指導で大学入学資格試験の準備をすすめ、この戦争がなければソルボンヌへ送りこんでもらっていたところだった。
— 久生十蘭 『黄泉から』 青空文庫
そうしてパイロットの資格試験をやったり、地図を書いたりなどした。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
一九〇一年十八歳七月、ギムナジウム卒業試験(大学入学資格試験)に合格。
— 原田義人 『「世界文学大系58 カフカ」年譜』 青空文庫