清風明月
せいふうめいげつ
名詞
標準
refreshing breeze and the bright moon
文例 · 用例
直ちに眠に就くべき心地ならねば、窓に坐して清風明月に對せり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
裸男獨り甲板の上に、この清風明月を占む。
— 大町桂月 『月の東京灣』 青空文庫
清風明月何無主 清風明月何ぞ主なからむ、嘗賭一身贏得來 嘗て一身を賭して贏ち得来たる。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
」)六月十四日菩薩蠻清風明月吟詩臥 清風明月、詩を吟じて臥す。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
されどこの清風明月の間にしばらくなりと居た者が活版所へ戻りて半夜なりとて明かさるべきにあらねば、次第に更けて人の通りの少なくなるを心待にして西へ東へと行きかえるうち、巡行の巡査の見咎むるところとなり、「御身は何の所用ありてこの橋上を徘徊さるるぞ」と問われたり。
— 饗庭篁村 『良夜』 青空文庫
この夜の清風明月、予の感情を強く動かして、終に文学を以て世に立んという考えを固くさせたり。
— 饗庭篁村 『良夜』 青空文庫
松島、宮島の美景は美なるが故に保存すべしと説かずして、日本の地は天然の美景に富むが故に、宜しく世界の楽園となして、外人の金嚢を振はしむべしと説くに至つては、是れ天然の恩恵なる清風明月も亦|造鉄術の材料たるのみ。
— 山路愛山 『明治文学史』 青空文庫
曰く唐、曰く宋、或は重厚典雅を崇び、或は清新流麗を崇ぶ、時世の推移と共に変遷ありと雖、究竟清風明月を歌ひ神仙隠逸を詠じ放浪自恣なるに過ぎず、絶へて時代の感情を代表し、世道人心の為めに歌ふものあるなし。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を離れ、清風明月を愛でる静かなひとときを過ごした。
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彼の書斎からは清風明月が望め、創作活動には最適な環境だった。
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清風明月の夜、友と語り合う時間は何物にも代えがたい。
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