八面
はちめん
名詞
標準
eight faces
文例 · 用例
これもおもしろい試みであろうが、どうせここまで来るくらいなら、いっそのこと、もう一歩進んで、たとえば碁盤目に雑多の表象を配列してクロスワード・パズルのようなものを作るとか、あるいは六面体八面体十二面体の面や稜に字句を配置してそれをぐるぐる回転するとかいうところまで行ってはどうかと思うのである。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
然るに今日は既にビジテリアン同情派の堅き結束を見、その光輝ある八面体の結晶とも云うべきビジテリアン大祭を、この清澄なるニュウファウンドランド島、九月の気圏の底に於て析出した。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
文武官、農、工、商、思い思いに姿を変じた、御曹子が配下の賊徒、八面に手分をなし、湯宿々々に埋伏して、妖鬼家ごとを圧したが、日金颪に気候の激変、時こそ来たれと万弩一発、驚破!
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
母は、一歳の次女におっぱいを含ませながら、そうして、お父さんと長女と長男のお給仕をするやら、子供たちのこぼしたものを拭くやら、拾うやら、鼻をかんでやるやら、八面六臂のすさまじい働きをして、「お父さんは、お鼻に一ばん汗をおかきになるようね。
— 太宰治 『桜桃』 青空文庫
けれども梢の枝から四方八面に吹き垂れる若葉のしたゝりは嫋々と風にもつれ簾の雨となって、さすが巨岳の赤城の山も水浅黄色に降り埋むばかりであります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
自分の目がねに叶うという妻は少くとも芸人の妻として四方八面へ自在に応酬して、所帯持ちもよく、その上親孝行の嫁に外ならなかった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
唄うほどに踊るほどに、打拳、弄弁、挑みかゝる満座の芸人と八面応酬してこれを斬り靡かすのに何の雑作もなかった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
黎明の不尽天地の闢けしはじめ、成り成れる不尽の高嶺は、白妙の奇しき高嶺、駿河甲斐|二国かけて、八面に裾張りひろげ、裾広に根ざし固めて、常久に雪かつぐ峰、かくそそり聳やきぬれば、厳しくも正しき容、譬ふるに物なき姿、いにしへもかくや神さび、神ながら今に古りけむ。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
作例 · 標準
宝石はカットの仕方によって、八面体の美しい輝きを放つ。
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サイコロは六面体だが、八面体はより複雑なゲームに使われることが多い。
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数学の授業で正八面体の構造について学んだ。
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