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一皮

ひとかわ
名詞
1
標準
veneer
文例 · 用例
百数十年も昔に作った蕪村の詩が、明治の新体詩より遥かに芸術的に高級で、かつ西欧詩に近くハイカラであったということは、日本の文化史上における一皮肉と言わねばならない。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
莟みの集団の下から、房になった黄色い四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、茎は一皮下には、青い血が通っているのではないかと思われるほど透き通って、有らゆる春の緑の中で、最も練り抜かれた緑である、見つめていると、早春の名残といったような淡い哀愁に加えて、物の末期の惨酷を思わせる姿である。
小島烏水 菜の花 青空文庫
それも、一皮|剥けば純白である。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
この上笑わせられたら死んでしまう」 老妓は、生きてる人のことは決して語らないが、故人で馴染のあった人については一皮|剥いた彼女独特の観察を語った。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
次には熱い茶わんの湯の表面を日光にすかして見ると、湯の面に虹の色のついた霧のようなものが一皮かぶさっており、それがちょうど亀裂のように縦横に破れて、そこだけが透明に見えます。
寺田寅彦 茶わんの湯 青空文庫
中身がありはしないかと思ってまず最初の一皮を剥きます。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
どうも念入りな果物だと思って猿は、また一皮剥きます。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
この上笑わせられたら死んでしまう」 老妓は、生きてる人のことは決して語らないが、故人で馴染のあった人については一皮剥いた彼女独特の観察を語った。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
作例 · 標準
問題の本質を理解するには、表面的な一皮を剥がす必要がある。
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彼の優しい態度は、彼が隠している感情のひとかわに過ぎなかった。
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このプロジェクトの成功は、チームの努力というひとかわの下に隠された、個々の才能によるものだ。
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