仏説
ぶっせつ
名詞
標準
Buddha's teaching
文例 · 用例
もとより真の已達の境界には死生の間にすら関所がなくなっている、まして覚めているということも睡っているということもない、坐っているということと起きているということとは一枚になっているので、比丘たる者は決して無記の睡に落ちるべきではないこと、仏説離睡経に説いてある通りだということも知っていなかった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
そうして一時は仏説などの因果の考えとは全く背馳する別物であるかのように見えたのが、近ごろはまた著しい転向を示して来て、むしろ昔の因果に逆もどりしそうな趨勢を示すようにも見られるのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
おそらく青年時代の情慾は、戦場にある兵士らのそれと同じく、正に仏説の餓鬼地獄に類するだろう。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
もとより真の已達の境界には死生の間にすら関所が無くなつてゐる、まして覚めて居るといふことも睡つてゐるといふことも無い、坐つて居るといふことと起きて居るといふこととは一枚になつてゐるので、比丘たる者は決して無記の睡に落ちるべきでは無いこと、仏説離睡経に説いてある通りだといふことも知つて居なかつた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
然れば、馬琴の八房は玉梓の後身たること、仏説に拠つて因果の理を示すものなること明瞭なり、然して、この八房をして伏姫を背ひ去るに至らしめたる原因は何ぞと問ふに、事成る時は、伏姫の婿にせんと言ひたる義実の一言なり。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
爰に至りて伏姫の「運命」を形くりしもの二段階あり、その一は根本の因果にして仏説をその儘なり、而して其二は一種のコンペンセイシヨンにして、一言の失言より起れるものとす。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
彼は玉梓の悪霊を代表すると共に、仏説の所謂凡悩なるものを代表せり、この凡悩の人間に纏※するの実象を縮めて、之を伏姫と呼べる清浄無垢の女姫に加へたり。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
和歌山市の岡の宮という社は、元禄ごろまでは九頭大明神と仏説に九頭の竜王を祭れるごとき名にて誰も気に留めざりしに、その社の隅にありし黒煤けたる箱の書付から気がつき、この地は『続日本紀』に見えたる通り、聖武天皇が紀伊国岡の宮に駐まりたまいしという御旧蹟なるを見出だせしゆえ、今の名に改めたるなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
僧侶は法事の席で、仏説阿弥陀経の一部を分かりやすく現代語に訳して参列者に語って聞かせた。
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「一切皆苦」という仏説の根本的な教えを理解することで、人生の困難に対する捉え方が変わった。
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大乗仏教の経典の中には、後世の人が編纂したものだが「仏説」と冠されているものが多い。
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