ゴマ
ごま
名詞
標準
文例 · 用例
丁度ゴマカシやニセモノが、その反對の運命を負ふ如く。
— 萩原朔太郎 『名詩集「思ひ出」の眞價』 青空文庫
だからさ、だから『悲しみのみ永遠にして』と、ヴィニィの言ふのは本当だなぞと、考へることは出来るにしても、はやさう考へる段となれば、早くも私の悲しみはゴマ化されてゐるに過ぎない。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
……『実際、大きい声だつたよ』と云つて弟は涙をゴマ化すのであつた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
右手で障子につかまりながら、左の足を浮かせてからだをまはすやうにし、彼女はお祖母さんが摺鉢でゴマと味噌とを摺合せてゐるのを見入つてゐた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
ゴマカルといふ手段は、私にはない。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
一本気な従兄の怒りを恐れる気持をゴマカすやうに、S子は雪駄の音をペツタペツタさせて、オドケてみた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
そのやうな彼が棲息するに、ただもうゴマカルことを事としてゐるかの如き現代インテリ界は不適当なものであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
が、後で、いろいろ、理論めいて、えらさうな事はいへようが、そんな名目論や、ゴマ化しで無いものが、底の方に流れてゐる、といふ事が、二三日して、ぼんやり私にも分つて来た。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
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ゴマ は、ゴマ科ゴマ属の一年草。アフリカ大陸に野生種のゴマ科植物が多く自生しているが、考古学の発掘調査から、紀元前3500年頃のインドが栽培ゴマの発祥地であるとされている。主に種子が食材や食用油などの油製品の材料とされ、古代から今日まで世界中で利用される植物である。
出典: ゴマ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0