心嬉しい
こころうれしい
形容詞
標準
文例 · 用例
烏滸がましゅうござりますが、従って手前どもも、太夫様の福分、徳分、未曾有の御人気の、はや幾分かおこぼれを頂戴いたしたも同じ儀で、かような心嬉しい事はござりませぬ。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
かえって何かの悟を得ようと心嬉しいばかりでござる。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
烏滸がましうござりますが、従つて手前どもも、太夫様の福分、徳分、未曾有の御人気の、はや幾分かおこぼれを頂戴いたしたも同じ儀で、恁やうな心嬉しい事はござりませぬ。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
施与ということは妙なもので、施された人も幸福ではあろうが、施した当人の方は尚更心嬉しい。
— 島崎藤村 『朝飯』 青空文庫
自分たちに好意を持ってる菊池親子と、この際、千代乃のことをなにかと話しあうのは、長谷川にとって心嬉しいことではあった。
— 豊島与志雄 『女心の強ければ』 青空文庫
こういう時には心嬉しいので稽古もどんどん片附いてゆく。
— 宮城道雄 『耳の日記』 青空文庫
「イヤ、なに、今日はちっとばかり、心嬉しいことがあるんだよ。
— 江戸川乱歩 『木馬は廻る』 青空文庫
新子の電話を待ちつづけた準之助には、思いがけない姉の訪問は、多少とも心うれしいことだったが、同時に新子が病気にでもなって、その断りに姉をよこしたのではないかと、少し不安になっていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫