蜜液
みつえき
名詞
標準
love fluids
文例 · 用例
雄蕊の本にはその間に五つの蜜腺があって蜜液を分泌するので、花時には御客の昆虫が来集し花中の蜜を吸いつつ知らず識らず雄蕊の花粉を花柱頂の柱頭に着け媒助してくれるので、その御蔭でブドウの実が立派に出来るのである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
この距の中には蜜液が分泌せられている。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
最初はありのやつめ、綿に足をとられて、困っていたが、そのうちに平気でそれを乗り越えて下から上がっていくもの、上から、小粒な透きとおる蜜液を抱いて下りてくるもの、綿の障害物などほとんど問題でないのだ。
— 小川未明 『戦友』 青空文庫
総体 Musa 属すなわちバショウ属の諸種は、花に大量の蜜液が用意せられ、鳥媒花であることを示しているが、元来バショウは我が土産でないから、したがって我が日本に適当な媒鳥がいなく、それで子房が滅多に孕まず結実するにいたるものが少ないのであろう。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
その花托の頂が萼筒内での蜜槽となり来客として来る昆虫のため、すなわち我が花粉を柱頭に伝えて媒介してくれる昆虫のために御馳走として蜜液を分泌する。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
そうするとどこからともなくこの花香に誘ない寄せられて果たして昆虫が飛んで来るが、それへの御馳走は前記の通り蜜槽から出る甘い蜜液である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
この長い距の底には、蜜液が分泌せられていて、花は昆虫の来るのを待っている。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
作例 · 標準
蜜液は、花の中心で昆虫を誘うように甘く輝いていた。
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植物の茎を切ると、透明な蜜液がじんわりと滲み出てきた。
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蜂たちは、花の蜜液を集めるためにせっせと飛び回っている。
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