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名詞
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標準
文例 · 用例
夫人はその追想記の中で、笥の抽出を開けるにさえも、そッと音を立てぬように気をつけたと書いている。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
その各々は衣類笥だの、食器棚だのの役目を果してゐるのだつた。
葉山嘉樹 万福追想 青空文庫
Hの笥は、Hの知らぬ間に、からっぽになっていた。
太宰治 東京八景 青空文庫
私の父は以前、浅草公園の瓢池のほとりに、おでんの屋台を出していました。
太宰治 ヴィヨンの妻 青空文庫
」と言つて、自分で立つて笥から上等の靴下を一つ出して私に寄こした。
太宰治 津軽 青空文庫
そうして婆に言いつけて、私の連れの職工とその相手のおいらんをも私たちの部屋へ呼んで来させ、落ちついてお茶をいれ、また部屋の隅の茶笥から、お皿に一ぱい盛った精進揚げを取り出し私たちにすすめました。
太宰治 男女同権 青空文庫
いつのまにやら笥から、すっと姿を消している。
太宰治 花火 青空文庫
節子は再び笥を捜して、「あら、あったわ。
太宰治 花火 青空文庫