泣く泣く
なくなく
副詞頻度ランク #23843 · 青空 181 例
標準
tearfully
文例 · 用例
――それは私に変な癖があるのだが、一度私が矢張広島の頃、父が東京に出張するといつて出る時、私はそれまでは何でもなかつたが、父の俥がいよいよ玄関を出る時急に人生の大切な岐路にでも立たせられたやうな気がして来て、泣く泣く父の俥の後を二三町ばかり泣きながら夢中に追つ駆けたことがあつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
自分は泣く泣く砂礫を拾って、裸骨へ根気よく肉と皮を覆うた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
自分は泣く泣く砂礫を拾って裸骨へ根気よく砂礫の肉と皮を覆った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
その証拠には、養子に行く前に深く言いかわした女があった、いよいよ養子に行くときまるや五円で帯の片側を買って、それを手切れ同様に泣く泣く別れた。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
いまはわれにもあらで声高に、母上、母上と呼びたれど、叫びたれど、ゆり動かし、おしうごかししたりしが、効なくてなむ、ひた泣きに泣く泣くいつのまにか寝たりと覚し。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
泣く泣くお父さんのカラカラの死骸を荷ってつぶれた蓮の葉のお寺に担ぎ込んで、親類や友達蛙が寄ってたかってお念仏をしてお葬いを済ましました。
— 夢野久作 『鵙征伐』 青空文庫
それで吉さんの死ぬる時吉さんから二百円渡されてこれを三角餅の幸衛門に渡し幸衛門の手からお前に半分やってくれろ、半分は親兄弟の墓を修復する費用にしてその世話を頼むとの遺言、わたしは聞いて返事もろくろくできないでただ承知しましたと泣く泣く帰って来ました。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
お目が御不自由で私のいないために、なおさらの御不自由でしょうが、来年はきっとたくさんのお話を持って参りますから」 と燕は泣く泣く南の方へと朝晴れの空を急ぎました。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
作例 · 標準
子供は、おもちゃが壊れて泣く泣く母親に訴えた。
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別れの挨拶を、彼女は泣く泣く告げた。
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合格発表を見て、彼は泣く泣く喜びを噛み締めた。
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標準
reluctantly
作例 · 標準
愛犬を手放すことになり、彼は泣く泣く決断した。
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定年退職の時、長年勤めた会社を泣く泣く去った。
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欲しかった限定品だが、予算の都合で泣く泣く諦めた。
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