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雑式

ざつしき
名詞
1
標準
文例 · 用例
一方より、神官代理|鹿見宅膳、小力士、小烏風呂助と、前後に村のもの五人ばかり、烏帽子、素袍、雑式、仕丁の扮装にて、一頭の真黒き大牛を率いて出づ。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
かくてこれらの人々は、或いは後世にいわゆる「来り人」として、異境に寓して別に生活の道を求め、或いはいわゆる雑式浮宕の輩となりて、放浪に衣食し、随処に口を糊するものも出来たに相違ない。
喜田貞吉 放免考 青空文庫
襖障子が縱横に入亂れ、雜式家具の狼藉として、化性の如く、地の震ふたびに立ち跳る、誰も居ない、我が二階家を、狹い町の、正面に熟と見て、塀越のよその立樹を廂に、櫻のわくら葉のぱら/\と落ちかゝるにさへ、婦は聲を發て、男はひやりと肝を冷して居るのであつた。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫