碕
みさき
名詞
標準
文例 · 用例
自分の漕いで行く姿が、だんだん碕形になる事が、はっきり自分に意識される。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
また備前、備中に日御碕というものあり、備中、備後にトウビョウというものあり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
犬神、日御碕、トウビョウもみなしかり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
魚鳥マタ碕沂ノ間ニ相嬉ブ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
『松塘詩鈔』に「鷲津文郁ノ野島碕ニ遊ンデ月ヲ翫ブヲ送ル。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
少彦名命が熊野の御碕から、彼方へ御渡りなされたというのもなつかしいが、伊勢を常世の浪の敷浪寄する国として、御選びになったという古伝などはとくに殊勝だと思う。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
出てみると、「ご主人に伯州へ来てはいただけまいか」という依頼で、わざわざ二、三人の使いが、伯州|赤碕の町から訪れたというのである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
ちょうど父も、家計が貧しい時ではあり、その要請を容れて、赤碕へ赴くことにした。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫