一の糸
いちのいと
名詞
標準
first string (of a shamisen, etc.)
文例 · 用例
単稗は断片的に人生と人間との一角をつかんで描写したもの、複稗は一の因が他の果を生じ、一の糸が他の糸をつなぐといふ風に、連綿として長くつゞいて行つてゐるものといふ風にしてゐる。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
嬉しそうだよ」「うんとご馳走を食べるよ」「家の肴で間に合うかしら」「そうして今日は三味線をひくわ」「一の糸でも切るがいいよ。
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
「あら厭だ糸が切れたわ」「三の糸だろう、薄情の証拠だ」「お気の毒さま、一の糸よ」「それじゃあいよいよ嬶になれる」「ゾッとするわ!
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
三味線の一の糸には少しのさわりもない。
— 永井荷風 『深川の唄』 青空文庫
様々な骨組の糸が残しておいた円い空間を横ぎつて、先づ第一の糸が張られる。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
其処で又第二の糸を膠着させて、直ちにまた円周まで行きついて、第一の糸から少し隔つた処に第二の糸の端をくつつける。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
かかる不道徳な道徳が、多難な政治を導いてゆく唯一の糸であった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア
『一の糸』(いちのいと)は1964年6月から1965年6月まで「文芸朝日」に連載された有吉佐和子の小説作品、およびそれを原作としてNHK「銀河ドラマ」で1969年4月7日から4月18日まで放送された連続テレビドラマである。カラー作品。全10回。
出典: 一の糸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0