ピカドン
ピカドン異読 ぴかどん
名詞
標準
atomic bomb
文例 · 用例
「さあ、ピカドンだぞ」 検事も、署長も、警官隊も、あわてて道のそばの谷そこへ逃げ込んだ。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
沈勇と申しまして、英雄豪傑は冷静水の如く、したがって、時到れば、引力を発見し、ピカドンの原理が閃くという次第です。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
芸術の世界でも、ピカドンの世界でも、変りはない。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
筑紫一国、山の狸も、池のミミズに至るまで、ピカドンという一瞬に焼けてなくなるなどゝは、誰一人、夢想することも出来なかった。
— 坂口安吾 『戦争論』 青空文庫
そこへピカドンと原子爆弾がはじけた次第だった。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
あのピカドン一発で人類は居眠りを覚まされた。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
「長崎はいつ見てもきれいですねえ」「二か月あとで私たちが東京から帰ってきた時、やっぱりこのままでしょうか」「私はなんだか長崎がなくなりそうな気がする」「私はなんだか長崎だけは残りそうな気がする」 そこへ「ピカドン」が来た。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
そうして無数の人間がなんの変哲もなく、ただピカドンと潰されてしまうのです。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
作例 · 標準
原爆の恐怖を伝える『ピカドン』という絵本を読み、平和の尊さを改めて考えさせられた。
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広島の人々は、あの惨劇を「ピカドン」という言葉に凝縮して語り継いできた。
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ピカドンの記憶を風化させないために、語り部たちは自身の体験を若い世代に伝え続けている。
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