幻辞.com

一番線

いちばんせん
名詞
1
標準
track no. 1
文例 · 用例
其処はW駅の西端に寄って、下り本線と下り一番線との線路に狭まれて大きな赤黒い鉄製の給水タンクが立っている薄暗い路面であるが、被害者の屍体は、給水タンクと下り一番線との間の、四|呎程の幅狭い処に、数名の警官や駅員達に見守られながら発見当時のままで置かれてあった。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
即ち屍体は、推定時間当時に於てこの下り一番線上を通過した機関車から、灰掻棒で殺害後|突墜されたものに違いないと言う事――私のこの考え方を裏書してくれる確実な手掛りを御覧下さい」 司法主任はそう言って、軌条と屍体との中間に当る路面に、懐中電燈の光を浴びせ掛けた。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
そして再び振返ると、駅長に向って、「では次にもうひとつ、今から約一時間前の犯行の推定時刻に、この下り一番線を通過した列車に就いて伺いたいのですが――」 すると今度は、チョビ髭の助役が乗り出した。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
尚、機関車が下り一番線を通ったのは、恰度その時、下り本線に貨物列車が停車していたためです。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
私達は幅の広いそのカーブの中を、懐中電燈で血の雫の跡を追いながら、下り一番線に沿って歩き続けた。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
そしてそのカーブの終りに近く、下り一番線から下り本線への亙り線の転轍器の西で、とうとう私達は、異様な第二の他殺屍体にぶつかってしまった。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
この一番線へ当時の73号と同じ方向に寄越して下さい」 で、助役はケテン顔をしながら出掛けて行った。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
間もなく、2400形式のタンク機関車が、汽※から激しい蒸気を洩し、喞子桿や曲柄をガチンガチン鳴らしながら、下り一番線上を西に向って私達の前までやって来た。
大阪圭吉 気狂い機関車 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4