然だに
さだに
表現
標準
were it to at least be as such
文例 · 用例
誰か先に立つて云ひ出すものがありや、理の當然だによつて、案外安々とその通りになるんぢやが……みんな腹ぢや思つてゐながら、お互ひに人におつつけおつつけしとるんぢやけに、どもならんわ。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
多年の経験から来たその鋭い眼を家の台所にまで向けることは、あまりおさだに悦ばれなかった。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
その日のおげんは台所のしちりんの前に立ちながら、自分の料理の経験などをおさだに語り聞かせるほど好い機嫌でもあった。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
彼女は掴ませるつもりもなく、熱い火箸をおさだに掴ませようとした。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
俺の手が少し狂ったかも知れんが、おさださんに火傷をさせるつもりでしたことでは無いで」 とおげんは言って、直次の養母にもおさだにも詫びようとしたが、心の昂奮は隠せなかった。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
おげんはおさだに、「なあし、おさださん――喧嘩でも何でもないで。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
娘のまきと、さだに守りをされながら、六の小さい裸足の足音は湿りけのある地面に吸いつくような調子で、今来て肩につかまったかと思うと、もうあっちへヨチヨチとかけて行く。
— 宮本百合子 『禰宜様宮田』 青空文庫
作例 · 標準
せめて然だに、彼の無事が確認できれば安心なのだが。
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あの時の選択が然だに間違っていなければ、今頃は違った未来があったかもしれない。
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然だに一言謝ってくれれば、こちらもここまで怒ることはなかったのに。
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