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颯々

さっさつ
形容詞-たる副詞-と
1
標準
rustling (of wind)
文例 · 用例
風の日の外出には髪の網のやうに、褄止めの簡単な工夫が出来たら、もつと和服の着用者も颯々たる風を愛するやうになるだらう。
――何人か良案はないか?―― 風と裾 青空文庫
渝らぬ契りの誰れなれや千年の松風颯々として血汐は殘らぬ草葉の緑と枯れわたる霜の色かなしく照らし出だす月一片何の恨みや吊ふらん此處鴛鴦の塚の上に。
樋口一葉 別れ霜 青空文庫
水は漫々として藍を湛え、まばゆき日のかげもここの森にはささで、水面をわたる風寒く、颯々として声あり。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
橋場のさる人の庭のいと濶きに此花のいと多く咲きたるを見しそれの年の秋の夕暮、かゝるところにてこそさる男も泣きけめと、楸楡颯々|蓬艾蕭々として夕月の光り薄く西風の音の淋しかりしまゝ、勝れて艶なる此花を見る/\徘徊りて想ひやりたることありき。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
暖爐の瓦斯は颯々と霜夜に冴えて、一層殷紅に、且つ鮮麗なるものであつた。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
』と言放つて、英風颯々、逆浪岩に碎くる海邊の、唯ある方角を眺めた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
今や遠からず橄欖島のほとりで櫻木大佐に對面し、それより本艦「日の出」と櫻木大佐の電光艇とが舳艫相並んで颯々たる海風に帝國軍艦旗を飜へしつゝ頓て、帝國の軍港へと到着した時には如何に壯烈に且つ愉快なる事だらう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
――内證でお知らせ申さうが、海から颯々と吹通すので、朱鷺、淺葱、紅を、斜に絞つて、半身を飜すこと、特に風のために描いた女の蹴出の繪のやうであつた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
作例 · 標準
山の頂上では、颯々と風が吹き荒れていた。
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秋風が颯々と吹き、紅葉した葉が舞い落ちる。
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颯々と旗がはためく音だけが、静かな広場に響いていた。
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