乗り心地
のりごこち
名詞
標準
one's feeling while riding
文例 · 用例
初めて牛に乗ったお杉は、案外に乗り心地のよいのを喜んでいた。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
」 一分ののちには一同、乗り心地のよい四輪のランドー馬車に座を占めて、趣あるデヴォンシアの古風な街並みを揺られて進んだ。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
従つて、路の高低などが一致しなくつて、車の乗り心地が頗ぶるわるい。
— 田山録弥 『初冬の記事』 青空文庫
打ち乗ればもう直参千二百石、京弥をつれての道中も悪くないが、乗り心地もまた悪くない。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
古くなつて乗り心地でも悪いのか、杉田が恰で顧みなかつたので樽野は、始終これに乗つて、あの日以来あのやうに彼方此方と駆け回つたのである。
— 牧野信一 『F村での春』 青空文庫
蒲平は六尺位の大男で太良は五尺足らずの小男であったから、随分乗り心地の悪い駕籠であったが、私には彼等に担がれていくのが何よりも楽しみであった。
— 伊波普猷 『私の子供時分』 青空文庫
「どうですか乗り心地がいいでしょう」彼は私たちを下ろしながら云った。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
右手の平野を越して、羽黒、湯殿、月山、三山の重なりを見ていると、それと自然に対抗したくなって来る鞍乗り心地で、むかしこの地を本陣とした西羽黒の対立心が、向うの東羽黒に敗れ、滅亡の因を作ったことも頷かれる眺望である。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
作例 · 標準
この車の乗り心地は最高で、長距離運転でも疲れない。
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新幹線の乗り心地は静かで快適なので、すぐに眠ってしまった。
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古いバスだったので、乗り心地はあまり良くなかった。
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ウィキペディア
乗り心地(のりごこち)は、人が乗り物に乗った時の快適さの程度である。もっとも狭義には、乗り物の振動に対する旅客の感じ方である。さらに、騒音、室内の接客設備、温度や湿度、空調・換気の風量なども「快適性」や「居住性」に影響を与える要素であり、もっとも広義には、公共交通機関における乗務員の接客態度などまで含めることがある。自動車や鉄道車両などの陸上交通では、車両自体の特性に加え、道路や線路の規格や保守状態も乗り心地に大きな影響を与える。
出典: 乗り心地 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0