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春の野

はるのの
表現名詞
1
標準
calm fields of spring
文例 · 用例
某氏初期の新体詩に若草|萌ゆる春の野にさまよひ来れば陽炎や名も知らぬ虫の飛ぶを見てひとり愁ひに沈むかな と言うのがある。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
春の野路をガタ馬車が走る、野は菜の花が咲き亂れて居る、フワリ/\と生温い風が吹ゐて花の香が狹い窓から人の面を掠める、此時御者が陽氣な調子で喇叭を吹きたてる。
国木田独歩 湯ヶ原ゆき 青空文庫
晴れ晴れとした春の野辺。
岡本かの子 花子 青空文庫
桜草をお職にした草花の泥鉢、春の野を一欠かいて来たらしく無造作に荷を積んだのは帰り支度。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
日頃はあてもなく異性を戀して春の野末を馳せめぐり、ひとり樹木の幹に抱きついて「戀を戀する人」の愁をうたつた。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
春の野山に、鐘は美しくやさしく清らかに流れました。
新美南吉 鳥右ヱ門諸国をめぐる 青空文庫
紀元二千六百一年四月二十九日新美南吉手毬 かすみたつながき春日をこどもらと てまりつきつつ今日もくらしつ鉢の子 春の野にすみれつみつつ鉢の子を わすれてぞこしあはれ鉢のこ良寛一 蔵の中 出雲崎は、越後の国の、日本海岸にある、帯のやうに細長い港町である。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
かうして、故郷の春の野路を歩くのも、二十年振りくらゐであらうか。
太宰治 津軽 青空文庫
作例 · 標準
どこまでも広がる「春の野」に、可憐な野花が咲き乱れていた。
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家族でピクニックに出かけ、「春の野」で寝転がりながら、おしゃべりを楽しんだ。
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遠くの山々を背景にした「春の野」の風景は、絵画のように美しかった。
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