瑠璃草
るりそう
名詞
標準
文例 · 用例
瑠璃草、アンゴラの生れか、手ざはりの快い、柔かい女猫。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
瑠璃草、紫羅欄花、罌粟の花、どんなに嫖緻の好い子よりも、おまへたちの方が、わたしは好だ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
春竜胆、勿忘草の瑠璃草も可憐な花である。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
空色の香紫欄花に瑠璃草で作った鳥籠の中でさえずるのは駒鳥にあらで、水仙黄の散歩服に黒|天鵞絨の帯をしたる美貌の閨秀詩人オウジエ嬢。
— 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
コン吉とタヌが次の朝起きて見ると、扉の前にドロ山の険しい巓に生えている輝やくばかりの見事な瑠璃草が十六束置かれてあった。
— タラノ音頭 ――コルシカ島の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
皺寄った赤味がかった小さな顔をして、人のよさそうな青い眼は、やや色|褪せた瑠璃草のようにごく蒼白かった。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
皺のよった小さな顔は赤みがかって、人のよさそうな青い眼が色のさめかけた瑠璃草のような色合だった。
— ロマン・ローラン 『ジャン・クリストフ』 青空文庫