談理
だんり
名詞
標準
文例 · 用例
曰く談理を嫌ひてなり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
逍遙子は何故に談理を嫌へるか。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
今の談理家の言ふところは空漠にして、その見るところは獨斷に過ぎず。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
今の談理家はおの/\おのが方寸の小宇宙に彷徨逍遙して、我が思ふところのみを正しとし、これを尺度として大世界の事を裁斷せんとす。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
こゝに烏有先生といふ談理家ありけり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
烏有先生は何故に談理家となりぬるか。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
これを美なりと記さば、記實者の役濟むべけれど、談理者はそれにて足れりとすべからず。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
ライプニツツが樂調の美を知るを無意識中の算術といひしもおなじ談理の境なり、若し美の義を碎いて|理に入ることあらずは、審美學は起らざるべし。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫