卵殻
らんかく異読 たまごがら
名詞
標準
eggshell
文例 · 用例
管壁の摩擦に打勝って卵を押し出すために卵の後方の環状筋を断えず収縮して卵殻を圧しつける。
— 寺田寅彦 『卵の形』 青空文庫
卵殻もどきの貴公子の微笑と 遅鈍な子供の白血球とは、 それな獣を怖がらす。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
仰いで上に対する時は無限大の卵殻内に在る、三角内角の和は二直角より小にならざるを得ない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
かくて、卵のときに正当であつた卵殻が、雛の時には無用の長物となり、それを破棄することが正当となる。
— 平林初之輔 『文学の本質について(一)』 青空文庫
シェリングにおいて、その立場から絶対的インディフェレンツまたはイデンティテートとして、一旦スピノザ的になったが、更にヘーゲルに至って、その主観的卵殻を脱して論理的弁証法的実在の世界となった。
— 西田幾多郎 『デカルト哲学について』 青空文庫
いまだ徹底的に主観的卵殻を脱していない。
— 西田幾多郎 『デカルト哲学について』 青空文庫
わが肉身は 卵殻の如く 完く且つ脆くして、陽光はほの朱く 身うちに射し入るなり。
— 富永太郎 『無題』 青空文庫
蛇でも鳥でも、元の殻には収まりきらぬ大きさになつて、皮や卵殻を破つて出る。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
作例 · 標準
ゆで卵の卵殻をきれいに剥くのは、意外と難しい。
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卵殻はカルシウムが豊富なので、肥料として再利用できる。
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割れた卵殻がシンクの中に散らばっていた。
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