鞍馬天狗
くらまてんぐ
名詞
標準
Kurama tengu
文例 · 用例
震災以前とて、その傾向が無いではなかったが、従来の型の如き型を破った髷物小説は、僅かに、指折ってみて、中里介山の「大菩薩峠」(都新聞)、国枝史郎の「蔦葛木曾桟」(講談雑誌)、白井喬二の「神変呉越草紙」(人情倶楽部)、大佛次郎の「鞍馬天狗」(ポケット)に過ぎなかったものである。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
その他、国枝史郎は、講談雑誌へ「蔓葛木曾桟」を書き、白井喬二は、人情倶楽部へ「忍術己来也」を、大佛次郎はポケットに「鞍馬天狗」を書いていた。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
次の簡単な一行は、大佛次郎君の「鞍馬天狗」からの抜萃である――。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
だが、「谷行」の様な、山入りの生活を明らかに見せるものがあり、又、天狗も「第六天」や「鞍馬天狗」や「善界」など、数へきれない程あるでせう。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
その囃子さえ一しきり、錆のある肉声の歌うを聞けば、 花咲かば告げんと云いし山里の、使者は来たり馬に鞍……と、鞍馬天狗の謡である。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
猿沢佐介は『高砂や』はど忘れしたというので、その代りに『鞍馬天狗』をうたいました。
— 梅崎春生 『Sの背中』 青空文庫
作例 · 標準
幼い頃、鞍馬天狗が白馬に乗って颯爽と現れる時代劇に夢中になったものだ。
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京都の鞍馬山には今も鞍馬天狗が住んでいて、夜な夜な修行をしているという伝説がある。
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「鞍馬天狗の正体は一体誰なんだろう」と、子供たちはワクワクしながら議論した。
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