幻辞.com

冷々

れいれい
形容詞-たる副詞-と
1
標準
cold
文例 · 用例
朝の空気が尚冷々とした広い一室の右と左に、ズラリと縦に二列に教師達の粗末な机が並んでゐた。
中原中也 校長 青空文庫
ある時は、五百尺の暗い、冷々とする坑道を示し合して丸太の柵をくゞりぬけた。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
国賊逆徒、売国奴、殺せ、撲れと、衆口一斉|熱罵恫喝を極めたる、思い思いの叫声は、雑音意味も無き響となりて、騒然としてかまびすしく、あわや身の上ぞと見る眼|危き、ただ単身なる看護員は、冷々然として椅子に恁りつ。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
隣屋はこの辺に棟を並ぶる木屋の大家で、軒、廂、屋根の上まで、犇と木材を積揃えた、真中を分けて、空高い長方形の透間から凡そ三十畳も敷けようという店の片端が見える、その木材の蔭になって、日の光もあからさまには射さず、薄暗い、冷々とした店前に、帳場格子を控えて、年配の番頭が唯一人|帳合をしている。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
今までその上について暖だった膝頭が冷々とする、身体が濡れはせぬかと疑って、彼処此処袖襟を手で拊いて見た。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
川村の組は勝手にふざけ散らして先へ行く、大友とお正は相並んで静かに歩む、夜は冷々として既に膚寒く覚ゆる程の季節ゆえ、渓流に沿う町はひっそりとして客らしき者の影さえ見えず、月は冴えに冴えて岩に激する流れは雪のようである。
国木田独歩 恋を恋する人 青空文庫
冷々する風がそつと耳をかすめて通る。
有島武郎 潮霧 青空文庫
冷々然として落着き澄まして、咳さえ高うはせず、そのニコチンの害を説いて、一吸の巻莨から生ずる多量の沈澱物をもって混濁した、恐るべき液体をアセチリンの蒼光に翳して、屹と試験管を示す時のごときは、何某の教授が理化学の講座へ立揚ったごとく、風采四辺を払う。
泉鏡花 露肆 青空文庫
作例 · 標準
真冬の夜、窓の外は冷々とした空気に包まれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
洞窟の奥から、冷々たる風が吹き付けてくる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は氷の入ったグラスを手に取り、その冷々とした感触を楽しんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
2
標準
unconcerned
作例 · 標準
周りがどんなに騒いでも、彼は冷々として自分の意見を曲げなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
危機的な状況にもかかわらず、彼女は冷々たる態度を崩さなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は他人の不幸話を、どこか冷々とした表情で聞いていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
冷々(れいれい) — 幻辞.com