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気忙しい

きぜわしい
形容詞
1
標準
文例 · 用例
……待っていられては気忙しいから、帰りは帰りとして、自然、それまでに他の客がなかったらお世話になろう。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
お庄は気忙しいなかで、叔父に断わって看護婦と一緒に向うの写真屋へ行った。
徳田秋声 足迹 青空文庫
「成功したら、一度山へ行ってあの人にも逢ってみたい」 そんな秘密の願が、気忙しい顧客まわりに歩いている時の彼女の心に、どうかすると、或異常な歓楽でも期待され得るように思い浮かんだりした。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
盆が来ると、お島は顧客先への配りものやら、方々への支払やらで気忙しいその日その日を送っていた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
で、わたしは気忙しい思いで、朝早く停留所へ行った。
徳田秋声 蒼白い月 青空文庫
そんなわけであるから、一泊でもかなりに気忙しい
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
若しかするとこの村中であの凧のツリを掛け得る人物は乙鳥音吉独りだつたのか、それとも他の連中は悉くわたし同様に不器用の上に気忙しい不適任者で、徒らに空を眺めて嘆を久しうしてゐるのか、左ういふ連中と一夜囲炉裡を囲んで座談会を催し度いものだ――とわたしは呟いた。
牧野信一 山峡の凧 青空文庫
四人は気忙しい思いのまま車に乗った。
横光利一 旅愁 青空文庫
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