水替え
みずがえ
名詞
標準
文例 · 用例
いつかお涌も子供達に交って「蝙蝠来い」と喚きながら今更めずらしく毎夜の空の友を目で追っていると、蝙蝠も今日の昼に水替えした井戸の上へ、ひらひら飛び近づき、井戸の口を覗き込んではまた斜に外れ上るように見える。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
美「何処へ往ったろう………旦那は何処かへお出でなすった………兼や(下女の名)旦那はお手水かえ」兼「いゝえ存じませんよ、先刻から此処で焚き附けて居りますが、知りませんよ」美「何処へ往ったんだろう」 と呼んでも音も沙汰も無い。
— 三遊亭圓朝 『松と藤芸妓の替紋』 青空文庫
(口をつけて呑もうとした水筒がスッカリ空である)百姓 水かえ?
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
そうして申訳に箒やはたきをもったり、花の水かえをやる。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
」「毎日お店に出てくるとすぐ、お水かえるんですけれど、きょうはつい忘れまして。
— 室生犀星 『蜜のあわれ』 青空文庫
いつかお涌も子供達に交つて「蝙蝠来い」と喚きながら今更めづらしく毎夜の空の友を目で追つてゐると、蝙蝠も今日の昼に水替へした井戸の上へ、ひら/\飛び近づき、井戸の口を覗き込んではまた斜に外れ上るやうに見える。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
今日は共同種井の水替といふので、四五の少壯輩が酒を汲んで例の痛憤談をやつて居る。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫