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抜き荷

ぬきに
名詞
1
標準
pilfered goods
文例 · 用例
立入った理論はぬきにして、試みにある一つの歌を一遍声を立てて、読み下した後に、今後は口をむっと力を入れてつぶって黙読してみるといい。
寺田寅彦 歌の口調 青空文庫
重力加速度に関する物理の方則は空気の抵抗や風の横圧や、偶然の荷電や、そんなものの影響はぬきにして、重力だけが作用する場合の規準的の場合を捕えて言明しているのである。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
理屈はぬきにして古今東西を通ずる歴史という歴史がほとんどあらゆる災難の歴史であるという事実から見て、今後少なくも二千年や三千年は昔からあらゆる災難を根気よく繰り返すものと見てもたいした間違いはないと思われる。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
色彩をぬきにして浮世絵というものを一ぺんばらばらにほごしてしまうと、そこに残るものは黒白のさまざまな切片といろいろの形状をした曲線の集団である。
寺田寅彦 浮世絵の曲線 青空文庫
姉娘に養子が出来て、養子の魂を見取ってからは、いきぬきに、時々伊豆の湯治に出掛けた。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
そこは、指ぬきに乗って、やっと通れるくらいの高さでした。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 眠りの精 青空文庫
肉体が疲れて意志を失ってしまったときには、鎧袖一触、修辞も何もぬきにして、袈裟がけに人を抜打ちにしてしまう場合が多いように思われます。
太宰治 女の決闘 青空文庫
去年、たぬきに二、三度やられてから、理科のほうはふっつり思い切ったのだ。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
作例 · 標準
港で税関の検査官が、コンテナの中から抜き荷を発見した。
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店の在庫が合わないため、抜き荷の疑いが浮上した。
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彼は抜き荷を転売して生活費を稼いでいたが、ついに逮捕された。
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