アポステリオリ
アポステリオリ異読 ア・ポステリオリ
形容動詞
標準
a posteriori
文例 · 用例
空間内に於ける形、量というような「純粋な規定」はアポステリオリに常に経験に於て与えられうるものをアプリオリに表象するが故に、吾々はそれを「現象の予料」と呼ぶことも不可能ではない(S. 209)。
— 戸坂潤 『物理的空間の成立まで』 青空文庫
カントが道徳律を全然形式的のものとして、実質的のものを斥けたのは実質はすべてアポステリオリでアプリオリのものは形式のみと考えたためであるが、実質的価値はアプリオリである。
— ――教養と倫理学―― 『学生と教養』 青空文庫
曰くアポステリオリとアプリオリとの絶対的区別・科学と哲学との機械的分離・自然科学と文化科学との機械的対立・其の他。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
欠陥は自然科学のアポステリオリと批判のアプリオリとの機械的な絶縁に存する。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
ここでは哲学は哲学のアプリオリに立ち、実証科学は実証科学の別なアプリオリに立つ、と云っただけでは済まされないので、これ等のアプリオリがアポステリオリにどう具体的に連関しているかが問題であり、そして又アプリオリとアポステリオリとの現実的連関が問題なのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
処で空間内の形とか大きさとかいう規定は、経験に於てアポステリオリに常に与えられ得るものを、アプリオリに表象したものなのであるから、之を「現象の予料(Antizipation)」と呼ぶことも不可能ではない。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
心理的なものと論理的なものと、アポステリオリのものとアプリオリのものと、等々というように、簡単に引き分けられっぱなしになっている。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
だが少なくとも、経験的なものから、逆に経験的なものを指導する原理的なものが産み出されるという、経験的なものと原則的なものとの、アポステリオリとアプリオリとの、事実問題と権利問題との、存在と妥当との、現実的な連関を解く道を与えていることを、見落してはならないのだ。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日アポステリオリについて考えている。
アポステリオリという言葉は日本語で重要だ。
彼はアポステリオリの意味を理解している。
この文にはアポステリオリが含まれている。