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石持

いしもち異読 イシモチ
名詞
1
標準
silver white croaker (Pennahia argentata)
文例 · 用例
(尖へ玉のついた長杖を突き、草色、石持の衣類、小倉の帯を胸高で、身の丈六|尺あまりもあらうかと云ふ、大な盲人)――と云ふのであるが、角帯を胸高で草色の布子と来ては、六|尺あまりの大な盲人とは何うも見えぬ。
泉鏡太郎 怪力 青空文庫
白木綿の布子、襟が黄色にヤケたのに、單衣らしい、同じ白の襦袢を襲ね、石持で、やうかん色の黒木綿の羽織を幅廣に、ぶわりと被つて、胸へ頭陀袋を掛けた、鼻の隆い、赭ら顏で、目を半眼にした、眉には黒も交つたけれど、泡を塗つた體に、口許から頤へ、短い髯は皆白い。
泉鏡太郎 松の葉 青空文庫
」 もってのほか、穏和な声した親仁は、笹葉にかくれて、崖へ半ば踞んだが、黒の石持の羽織に、びらしゃら袴で、つり革の頑丈に太い、提革鞄を斜にかけて、柄のない錆小刀で、松の根を掻廻わしていた。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
黄がかつた紬の羽織に、銘仙の茶じまを着たのと、石持の黒羽織に、まがひ琉球のかすりを着たのが、しよぼ/\雨の降る中を、夜汽車で立つた。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
六 鼠色の石持、黒い袴を穿いた宮奴が、百日紅の下に影のごとく踞まって、びしゃッびしゃッと、手桶を片手に、箒で水を打つのが見える、と……そこへ―― あれあれ何じゃ、ばばばばばば、と赤く、かなで書いた字が宙に出て、白い四角な燈が通る、三箇の人影、六本の草鞋の脚。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
菊五郎はそこで小平の衣裳を浅黄木綿|石持の着附にして、其の演戯に出たので好評を博した。
田中貢太郎 幽霊の衣裳 青空文庫
男は手織り縞の綿衣をきて、鉄色木綿の石持の羽織をかさねていた。
雪達磨 半七捕物帳 青空文庫
御厩では一番の石持といわれた家がこんなになったのも、皆お祖父さんがしたのじゃ。
菊池寛 勝負事 青空文庫
作例 · 標準
釣り上げたばかりの石持が浮き袋を震わせて「グーグー」と鳴くのを聞いて、別名の「グチ」という呼び名の由来を実感した。
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「あら、立派な石持ね。これなら塩焼きにすると身がふっくらして美味しいわよ」と魚屋の女将さんが勧めてくれた。
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石持は頭の中に非常に大きな耳石(じせき)を持っていることからその名がついたと言われており、ニベ科の魚に共通する特徴でもある。
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石持のすり身を贅沢に使って練り上げた自家製のかまぼこは、市販のものとは比較にならないほどの強い弾力と旨味がある。
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2
標準
Nibe croaker (Nibea mitsukurii)
作例 · 標準
堤防からの投げ釣りで、型のいいイシモチが数匹上がった。
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イシモチの名は、頭の中に大きな耳石(じせき)があることに由来する。
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鮮度の良いイシモチを塩焼きにすると、淡白な白身がふっくらと焼き上がり、非常に美味だ。
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「今夜はイシモチを唐揚げにして食べようか」
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3
標準
vertical-striped cardinalfish (Apogon lineatus)
作例 · 標準
イシモチの頭部を割ると、その名の由来となった硬く大きな耳石(じせき)を確認することができる。
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「近くの漁港で、横縞模様が特徴的なイシモチの群れが泳いでいるのを見かけたよ」
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イシモチは非常に鮮度が落ちやすいため、水揚げされたらすぐに氷に漬けて鮮度を保つ必要がある。
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「小ぶりなイシモチは、骨ごと食べられる南蛮漬けにするのが一番美味しいね」
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