着物地
きものじ
名詞
標準
kimono material
文例 · 用例
洋服暮しのとき、部屋着として少しさっぱりした縞や小紋の着物地で拵え、随分重宝してからずっともう幾冬もそれを離さない。
— 宮本百合子 『働くために』 青空文庫
りよは青い波模様の、着物地でつくつたワンピースに、これも綿入りの薄茶の背広の上着を着て、何となくおめかしをして留吉の手を引いてゐた。
— 林芙美子 『下町』 青空文庫
)紳士 俺の旅行は、冥土の旅のごときものじゃ。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
人に価値をつけさせて、それに従うべきものじゃない。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
わしの左|臂が鶏になったら、時を告げさせようし、右臂が弾き弓になったら、それで氏の弟子での、ものの形を超えて不生不死の境に入ったれば、水にも濡れず火にも焼けず、寝て夢見ず、覚めて憂いなきものじゃ。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
私一人で左右すべきものじゃないんだもの。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
これが又禿の御意に入つたところで、女め熟ら高利の塩梅を見てゐる内に、いつかこの商売が面白くなつて来て、この身代我物と考へて見ると、一人の親父よりは金銭の方が大事、といふ不敵な了簡が出た訳だね」「驚くべきものじやね」 荒尾は可忌しげに呟きて、稍不快の色を動せり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
が、これは「厭世」と名くべきものじゃ無かろうと思う。
— 二葉亭四迷 『予が半生の懺悔』 青空文庫
作例 · 標準
祖母から譲り受けた着物地を使って、普段使いの巾着を縫ってみた。
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「この着物地は正絹だから、素人にはハサミを入れるのが少し怖いね。」
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骨董市で見つけた藍染の着物地をタペストリーにしたら、部屋の雰囲気がガラッと変わった。
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手芸店で見つけた絹の着物地が、パッチワークのアクセントにちょうど良さそう。
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