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名詞
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標準
文例 · 用例
」 と答えて二人、しずかに立ち上った時、々たる馬蹄の響きが聞えて、「待て、待てえ!
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
」としんみり言って、一両の褒美をつかわし、ひらりと馬に乗り、々と立ち去ったが、人足たちは後を見送り、馬鹿な人だと言った。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
紺絞りの首抜きの浴衣を着て、赤|毛布を引き絡い、身を持て余したるがごとくに歩みを運び、下駄の爪頭に々と礫を蹴遣りつつ、流れに沿いて逍遥いたりしが、瑠璃色に澄み渡れる空を打ち仰ぎて、「ああ、いいお月夜だ。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
然と音して足代の上へ、大空からハタと落ちて来たものがある……手に取ると霰のやうに冷たかつたが、消えも解けもしないで、破れ法衣の袖に残つた。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
貴女と一所に置いて下さい、お爺さんも頼んで下さい、最う一度手を取つて、」 然と、どき/\した小刀を投出す。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
石が葉を分けて々と崖へ当った。
梶井基次郎 闇の絵巻 青空文庫
つく杖の音が々とする。
断片 小さき良心 青空文庫
全く無人島と思ひきや、何處ともなく、トン、トン、カン、カン、と恰も谷の底の底で、鐵と鐵とが合つて居るやうな響。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫