言葉付き
ことばつき
名詞
標準
speech
文例 · 用例
その言葉付きからして、聽く度毎に憎々しくまた毒々しく思はれて、お鳥はいつもなら自分の目をあげて、睨むやうにするのだが、けふは、かの女もさうは出來ない弱みを感じて、「はア」と、ただ下を向いたとのこと。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
その他、朝湯に行くらしい男のスタイルを見ると、頭の恰好、着物の着こなし、言葉付き、黒もじのくわえぶりに到るまで、非常に平凡化しているのは事実である。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
これでも江戸ッ子のつもりだがね」「東京はドチラ様で入らっしゃいますか」 少々言葉付きが変態である。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
そのまま鼻眼鏡ごしに呉一郎の両眼を穴のあく程深く覗き込みつつ、厳格なハッキリした言葉付きで、一句一句、相手の耳に押し込むように問うた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
しかしその言葉付きと眼の光りは、如何にも日本婦人らしい清しさをあらわしていて、混血児らしいところや、支那婦人らしい物ごしは毛頭感じなかった。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
「……どうしても一ツ足りねえと思うんだがナア……みんなは、おらが三人担いだというけんど、おらあ二遍しけあ階子段を昇らねえんだがなあ……」 その声と言葉付きを聞いた時に、妾は又、髪の毛が一本一本馳け出したように思ったわ。
— 夢野久作 『支那米の袋』 青空文庫
」 恭しい言葉付きで駕籠の中の主へこう指図を仰いだが、しばらくは何んの返辞もない。
— 国枝史郎 『紅白縮緬組』 青空文庫
秦はへんに伊達好みな服で、不愛想に取り澄しているし、相手は服装から物腰から言葉付きまで、社交馴れた紳士らしい趣きがあり、顔には微笑を絶やさないのだ。
— 豊島与志雄 『秦の出発』 青空文庫
作例 · 標準
彼の言葉付きは丁寧で、誰に対しても敬意を払っている。
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子供の言葉付きが急に大人っぽくなり、驚かされた。
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あの店員さんの言葉付きは、まるで親戚のおばさんのようで安心する。
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