小足
こあし
名詞
標準
mincing steps
文例 · 用例
川上機関大尉は、さあもう一息だとばかり、爆弾を小脇にしっかり抱えて、つつーっと小足早に駈けだした。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
すらりとした長いからだの、ことに今は長い着物がはやっているのでなおさらすらりとして見えるのだそうだ、肩や腰をちょこまかとゆすぶりながら、小足で高い靴の踵を鳴らして行く。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
私も急いで降りようとしてゐると、後方から小足におりて來る人がある。
— 吉江孤雁 『夢』 青空文庫
そしてそのまわりを、紺青に金線のある蜥蜴が、ひょいひょいと頭をもたげては、また小足にすばしっこく馳け続ける。
— 豊島与志雄 『春の幻』 青空文庫
お梅は縁を小足に走つて来て、栄一に大きな西洋手拭と歯磨楊子を渡した。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
然れども習慣と成れば彼の支那婦人の小足の如き事も有るものにて、口の兩端或は周圍に孔を穿ちて唇飾を着くる風は現にエスキモ、チクチ、其他アメリカ、アフリカの諸土人中に行はれ居るなり。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫
二人は無言のまま、腕と手とを組み合せ、たがいに歩調を合せながら出かけた――彼女の気性どおりの素早いてきぱきした小足で。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
感動のために足は震え心は躍りながら、その五階まで小足に上っていった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも小足でちょこちょこと歩くので、可愛らしい印象を受ける。
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着物を着て小足で歩く姿は、とても優雅に見える。
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おばあちゃんは、小足でゆっくりと散歩を楽しんでいる。
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