判官贔屓
はんがんびいき
名詞
標準
文例 · 用例
」 二、三の散佚はあろうが、言うまでもなく、堂の内壁にめぐらした八の棚に満ちて、二代|基衡のこの一切経、一代|清衡の金銀泥一行まぜ書の一切経、並に判官贔屓の第一人者、三代|秀衡老雄の奉納した、黄紙宋板の一切経が、みな黒燿の珠玉の如く漆の架に満ちている。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
浅草育ちの母は、判官贔屓を絵に書いたような江戸っ子です。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
そのために判官贔屓に陥って、パデレフスキーを無視したり、ラフマニノフを憎んだりしたことさえあった。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
世には判官贔屓という言葉があるといって、よく、義経の悲劇的美化や同情に反駁する者もあるが、しかし、頼朝もずいぶん依怙贔屓の強い方の人である。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
“判官贔屓”という語がある。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
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判官贔屓(ほうがんびいき)とは、第一義には人々が源義経に対して抱く、客観的な視点を欠いた同情や哀惜の心情のことである。それに因む形で、「弱い立場に置かれている者に対しては、あえて冷静に理非曲直を正そうとしないで同情を寄せてしまう」という心理現象を指す。
出典: 判官贔屓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0