要領よく
ようりょうよく
表現副詞
標準
quickly and skillfully
文例 · 用例
第一、実地ではこんなに演奏者を八方から色々の距離と角度で眺めることは不可能であるが、そればかりでなく映画のカメラは吾らの眼の案内をして複雑な管弦楽の編成の内容を要領よく解明してくれる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
晩成先生も大分遊歴に慣れて来たので、此処で宿泊謝絶などを食わせられては堪らぬと思うので、ずんずんと来意を要領よく話して、白紙に包んだ多少銭かを押付けるように渡してしまった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
悪く言えば「要領よくごまかす」というはなはだ不祥なことが、よく言えば一つの交響楽の演奏をするということにもなりうる。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
この様子を、般若心経は実に要領よく道破しております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
午前中深川町行乞、巡査がきていろんな事をたづねる、要領よく応対。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
少女たちの特殊な道場にも似た、あの狭いところにうようよしている子供たちの一人々々の特徴を呑み込み、万事要領よくやって行くのも並大抵世話の焼けることではなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
その、あいつというのは、博士と高等学校、大学、ともにともに、机を並べて勉強して来た男なのですが、何かにつけて要領よく、いまは文部省の、立派な地位にいて、ときどき博士も、その、あいつと、同窓会などで顔を合せることがございまして、そのたびごとに、あいつは、博士を無用に嘲弄するのでございます。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
人間の歴史というものは、たびたびそのように要領よく編み直されて伝えられなければならぬ場合があるらしい。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は要領よく仕事を片付け、定時で退社した。
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もっと要領よく動けば、こんなに残業しなくて済むのに。
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彼は会議の準備を要領よくこなした。
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