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逃れ

のがれ
名詞頻度ランク #8448 · 青空 76
1
標準
escaping
文例 · 用例
みなつらなめて逃れゆく、黎明の林を出づる旅びとら、その足竝に音はなけれど、水ながれいでて靴のかかとをうるほせり。
萩原朔太郎 黎明と樹木 青空文庫
嗚呼また都を逃れ來て何所の家郷に行かむとするぞ。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
どうかして此処を逃れ出たい。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
狸は爺さんに捕へられ、もう少しのところで狸汁にされるところであつたが、あの兎の少女にひとめまた逢ひたくて、大いにあがいて、やつと逃れて山へ歸り、ぶつぶつ何か言ひながら、うろうろ兎を搜し歩き、やつと見つけて、「よろこんでくれ!
太宰治 お伽草紙 青空文庫
やつと狸汁から逃れたかと思ふと、こんどは、わけのわからねえボウボウ山とかいふのに足を踏み込んだのが、運のつきだ。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
狸汁の運命から逃れて、やれ嬉しやと思ふ間もなく、ボウボウ山で意味も無い大火傷をして九死に一生を得、這ふやうにしてどうやらわが巣にたどりつき、口をゆがめて呻吟してゐると、こんどはその大火傷に唐辛子をべたべた塗られ、苦痛のあまり失神し、さて、それからいよいよ泥舟に乘せられ、河口湖底に沈むのである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
罎から逃れ出る穴を上の方にのみ求めて幾度か眼玉ばかりの頭を硝子の壁に打ち当てているらしい。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
もっとも罎を逃れたとしたところで、外界には色々な蠅打ちや蠅取蜘蛛が窺っている。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
作例 · 標準
彼は追手からの逃れを図り、森の奥深くへと姿を消した。
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現実からの逃れとして、彼はいつも空想の世界に浸っていた。
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「こんな状況からの逃れは、一体どうすればいいんだ?」
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