剥製
はくせい
名詞
標準
stuffed specimen
文例 · 用例
剥製の獣じゃあるめえし、傷口に、ただの綿だけ押し込んどいて、それで傷が癒りゃ、医者なんぞ食い上げだ!
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
またおだやかな日々が暫く経って行った或日、今も良人の研究室になっている土蔵の二階から、涌子は昔、自分に貰った蝙蝠を良人が少年の丹念を打ち籠めて剥製にしてあったのを持ち出した。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
蝙蝠の翅の黒色は煤のように古び、強く触ればもろく落ちるかと見え乍ら、涌子がそれを自分の居間の主柱の上方に留め付けると、古びた剥製の蝙蝠は一種の格合いを持った姿の張りを立派に表示するのであった。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
その日はわたくしは役所で死んだ北極熊を剥製にするかどうかについてひどく仲間と議論をして大へんむしゃくしゃしていましたから、少し気を直すつもりで酒石酸をつめたい水に入れて呑んでいましたら、ずうっと遠くですきとおった口笛が聞えました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
とにかくその七月いっぱいに私のした仕事は、一、北極熊|剥製方をテラキ標本製作所に照会の件一、ヤークシャ山頂火山弾運搬費用|見積の件一、植物標本|褪色調査の件一、新番号札二千三百枚調製の件 などでした。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
卓の上には地球儀がおいてありましたしうしろのガラス戸棚には鶏の骨格やそれからいろいろのわなの標本、剥製の狼や、さまざまの鉄砲の上手に泥でこしらえた模型、猟師のかぶるみの帽子、鳥打帽から何から何まですべて狐の初等教育に必要なくらいのものはみんな備えつけられていました。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫
その飾り窓には、野鴨の剥製やら、鹿の角やら、いたちの毛皮などあり、私は遠くから見ていたのであるが、はじめは何の店やら判断がつかなかった。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
野鴨の剥製やら、鹿の角やら、いたちの毛皮に飾られて、十数挺の猟銃が黒い銃身を鈍く光らせて、飾り窓の下に沈んで横になっていた。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
作例 · 標準
博物館には珍しい鳥の剥製が展示されている。
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祖父は趣味で魚の剥製を作っていた。
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子供の頃、動物の剥製を見るのが怖かった。
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標準
stuffing
作例 · 標準
剥製の綿が飛び出していて、修理が必要だ。
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このクマの剥製はとても丁寧に作られている。
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剥製の中身が何かは、触ってみないと分からない。
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ウィキペディア
剥製 とは、学術研究・展示、鑑賞を目的とした動物標本作製技術の一種。
出典: 剥製 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0