寛永通宝
かんえいつうほう
名詞
標準
copper coin (Edo period)
文例 · 用例
反歌しゆうしゆうと花火ふき出る竹の筒|幼らすでに勢ひそめにし青銭青銭は穴あき銭よ、字のおもて寛永通宝、裏に波文久永宝、よく数へよく刺し貫くと、手もすまにそろへて締むと、幼な児や息づかし我、青太藺綯ひし小縄の、撚りつよきその緒くくりて、夜々をなげきし。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
それは師匠が生前丹精して寛永通宝の中から、俗に「耳白」という文銭を選り出しては箱に入れて集めておられ、それが貯り貯りして大変な量になっていたのを、蔵の中にある穴蔵の中へ入れてありました。
— 身を引いた時のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
大抵は五厘銭か寛永通宝である。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
大抵は五厘か寛永通宝である。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
こっちへ向け、そうら、手前のお凸の真中へ、一つお見舞」と言って、はっと気合をかけると、予告の通り三ぴん氏の額の真中へ、寛永通宝子がぴったりと吸い着く。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
しかしその伴える古銭が寛永通宝鋳造以前の通貨であって、その埋葬がそう古いものであるとは考えられぬ事において、墳墓説は到底否定されざるをえぬ。
— 喜田貞吉 『人身御供と人柱』 青空文庫
銭座とは六条村の南方郊外妙法院領の地で、寛文二年に大仏を鋳潰し、寛永通宝を鋳た場所である。
— 喜田貞吉 『特殊部落の人口増殖』 青空文庫
よく見るとそれは皆寛永通宝の、裏に文の字を刻したやや大ぶりの孔あき銭であった。
— 柳田國男 『幻覚の実験』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の古銭コレクションの中に、珍しい寛永通宝が何枚かあった。
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江戸時代の庶民は、寛永通宝を使って日々の買い物をしていた。
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博物館で展示されていた寛永通宝を見て、当時の生活に思いを馳せた。
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この池から寛永通宝が見つかるなんて、歴史的発見だね。
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