生き動く
いきうごく
動詞
標準
文例 · 用例
芝の若芽が延びそめると同時に、この密生した葉の林の中から数限りもない小さな生き動くものの世界が産まれる。
— 寺田寅彦 『芝刈り』 青空文庫
人は自然に同化し、自然は人間に消化され、人と自然が完全な全機的な有機体として生き動くときにおのずから発する楽音のようなものであると言ってもはなはだしい誇張ではあるまいと思われるのである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
妙に気の沈む時は、部屋にある襖の唐草模様なぞの情のないものまでが生き動く物の形に見えて来た。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
其内、死人目斗生き動く。
— 稲生武太夫 『三次実録物語』 青空文庫