石斧
せきふ
名詞
標準
stone axe (ax)
文例 · 用例
あんな立派な部屋ならば、東京のアパートなどに住んでゐることに比べれば雲泥の差で、竜宮のやうだと満悦したので、是非とも銑太郎をとらへて当分の借用を申出ようと思つてゐるのに、彼はあの翌朝早々と丹沢山中の某所に石斧の採集に赴いたといふ下婢の伝へで杳としてその行方がわからなかつた。
— 牧野信一 『冬物語』 青空文庫
北欧の古雷神トールが巨鬼を平らぐるに用いた槌すなわち電は擲つごとに持ち主の手に還った由で、人その形を模して守りとし、また石斧をトールの槌として辟邪の功ありとした(マレの『北方考古篇』五章。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
古ギリシアローマともにかかる石器を神物とし、今日西アフリカにおけるごとく、石斧に誓うた言をローマ人は決して違えず。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
契約に背いた者あれば祝官石斧を牲豕に投げ付けて、弁財天また槌を持つらしい。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
それにあの辺の塚からは鏃や石斧の類ひが面白いやうに沢山発掘出来るんだ。
— 牧野信一 『風流旅行』 青空文庫
ちよい/\年に四五|回位ゐは、他を表面採集の序でに立寄つて、磨石斧、石劒折、打石斧、其他を拾つて居たが、四十|年六|月十四|日に、一人で加瀬、駒岡から、此方へ採集に來た時も、畑の中で一|農夫に會つた。
— 末吉の貝塚 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
漸くそれでも鯨骨の一片と、石槌、打石斧、石皿の破片など掘出した。
— 大森貝塚の發掘 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
然るに、中途で消えて居た大瀧氏が現はれて、懷中から磨製石斧の完全に近きを取出し、坪井博士の前に出して。
— 大森貝塚の發掘 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
作例 · 標準
原始的な生活を体験するキャンプで、石を削って作った石斧で薪を割ろうと試みた。
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「この石斧の柄の部分が復元されたことで、当時の道具の機能性がより明確になりました」と学芸員が語った。
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教科書で見た石斧の実物を目の前にして、その重厚感と鋭さに圧倒された。
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ウィキペディア
石斧(いしおの/せきふ)は石器の一種で木の柄に取り付けた石製の斧。日本列島では、後期旧石器・縄文・弥生時代において主に樹木の伐採や土掘り、農耕用として使われた。
出典: 石斧 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0