長足の進歩
ちょうそくのしんぽ
名詞
標準
rapid progress (strides)
文例 · 用例
ことに今日のごとく各方面の科学は長足の進歩を遂げてその間口の広い事、奥行の深い事、既往の比でない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
ドイツの工業が著しい長足の進歩をしたのは、その基礎となるべき物理学、化学の研究に帰因するという事は識者の認めている所である。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
従来哲学の一部分であった科学が、近世の始め文芸復興期以来に長足の進歩をなした所以もまた科学の対象が能知者から解放された事に起因すると云ってもよい。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
今や我が国|都鄙到る処として庠序の設けあらざるはなく、寒村僻地といえどもなお※唔の声を聴くことを得、特に女子教育の如きも近来|長足の進歩をなし、女子の品位を高め、婦人の本性を発揮するに至れるは、妾らの大いに欣ぶ所なり。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
君はこの頃風早と対に成つたさうだが、長足の進歩ぢやないか。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
さういふ模倣好きな、翻案好きな国民だから、文学の方面ばかりでなく、総ての方面に於ても、短かい年月の中に、驚くやうな長足の進歩をしたのである。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
寧ろ飜案的、飜訳的であつたから、さういふ長足の進歩をすることが出来たとも言へる。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
近代において知識の方が特に長足の進歩をなすと共に知識と情意との統一が困難になり、この両方面が相分れるような傾向ができた。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
作例 · 標準
この数十年で、コンピュータの処理能力は長足の進歩を遂げた。
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彼の子供は、幼いながらも驚くほどの言語能力で長足の進歩を見せている。
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「この分野の研究は、まさに長足の進歩と言えるだろう。」
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