顔淵
がんえん
名詞
標準
文例 · 用例
或る語が「ん」で終る語の次に来て複合する時、その語の頭音が、ア行音ワ行音であるものはナ行音となる(「恩愛」オンナイ、「難有」ナンヌ、「仁和」ニンナ、「輪廻」リンネ、「因縁」インネン、「顔淵」ガンネン。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
『論語(顔淵二)』に、「仲弓仁を問う。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
(子貢子張輩は、顔淵に対する・師の桁外れの打込み方に、どうしてもこの感情を禁じ得ないらしいが。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
ただ、彼には顔淵の受動的な柔軟な才能の良さが全然|呑み込めないのである。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
………… 青二才の分際で師の批評などおこがましいと腹が立ち、また、これを言わせているのは畢竟顔淵への嫉妬だとは知りながら、それでも子路はこの言葉の中に莫迦にしきれないものを感じた。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
過を知って能く改むる義で、顔淵の亜聖たる所以は此に存するというのである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
しかし顔淵の好処は啻にこれのみではない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
孔子が子貢にいった語に、顔淵を賞して、「吾与汝、弗如也」といったのも、これがためであるといった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫