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算用

さんよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
computation
文例 · 用例
私は西鶴の「日本永代藏」や、「胸算用」を更に熟讀玩味する事に依つて、貯蓄の妙訣を體得しようと思ひ立つた。
太宰治 金錢の話 青空文庫
そうしてこれを手始めに『諸国咄』『桜陰比事』『胸算用』『織留』とだんだんに読んで行くうちに、その独自な特色と思われるものがいよいよ明らかになるような気がするのであった。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
『胸算用』には「仕かけ山伏」が「祈り最中に御幣ゆるぎ出、ともし火かすかになりて消」ゆる手品の種明かし、樹皮下に肉桂を注射して立木を枯らす法などもある。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
尤も、非常な天災などの場合にそんな気楽な胸算用などをやる余裕があるものではないといわれるかもしれない。
寺田寅彦 流言蜚語 青空文庫
長火鉢に寄っかかッて胸算用に余念もなかった主人が驚いてこちらを向く暇もなく、広い土間を三歩ばかりに大股に歩いて、主人の鼻先に突ったッた男は年ごろ三十にはまだ二ツ三ツ足らざるべく、洋服、脚絆、草鞋の旅装で鳥打ち帽をかぶり、右の手に蝙蝠傘を携え、左に小さな革包を持ってそれをわきに抱いていた。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
大隊長は、ポケットに這入っている俸給について胸算用をしていた。
黒島伝治 青空文庫
」 大隊長は胸算用をつづけた。
黒島伝治 青空文庫
「古鉄砲の張宗昌が、新しい独逸銃に負けるっていう胸算用だな……」「なに、張大人が勝ったって負けたって、何もかまいやせんじゃないか。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
作例 · 標準
「お前は算用が苦手だから、商売には向かないよ」と、父から厳しく言われた。
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番頭はそろばんを弾きながら、今日の売り上げを帳簿に書き込み、念入りに算用した。
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いくら机の上で算用を重ねても、現場の生きた声を聞かなければ真実は見えてこない。
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