筆結
ふでゆい
名詞
標準
文例 · 用例
否むしろエタの方が慶長以前に於いて既に、「音楽のやから、青屋・墨焼・筆結」等の上だと言われていただけに、地位のよかったものであったに相違ない。
— 喜田貞吉 『エタに対する圧迫の沿革』 青空文庫
種々雑多の職人、例えば筆結・墨師・弓矢師・絃師・襖師・表具師・土器師・焼物師・笠縫・簑作・石切屋・左官・櫛挽・蝋燭屋なども、みな穢多の支配の下におったものだと言っております。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
「七十一番職人歌合せ」の絵を見ると、筆結・弦売・轆轤師・饅頭売・賽磨・甲細工・草履作・足駄作・唐紙師・箔打・鏡|磨・玉|磨・硯士・鞍細工・葛籠作・箙細工・枕売・仏師・経師・塗師の助手・硫黄・箒売・一服一銭・煎じ物売など、下り者と云われた諸職人・諸行商人は、多く法師姿である。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
いわゆる七乞食とは、猿引・編木師・恵美須・辻乞・乞胸・弦指・盲目で、また八乞食とは、薦僧・鉢坊・絵説・鉦打・舞々・猿牽・山守・渡守を云い、次に六道の者というは、弓造・土器作・石切・筆結・墨師・獅子舞だとあって、みないわゆる長吏弾左衛門支配下の者どもであった。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫