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はし
名詞
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標準
文例 · 用例
例えば「石」という語と「子」という語は、我々はこれを聴いて確かに別の語だということがはっきり判る。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
鴉毛の婦人やさしい鴉毛の婦人よわたしの家根裏の部屋にしのんできて麝香のなまめかしい匂ひをみたす貴女はふしぎな夜鳥木製の子にさびしくとまつてその嘴は心臟をついばみ 瞳孔はしづかな涙にあふれる夜鳥よこのせつない戀情はどこからくるかあなたの憂鬱なる衣裳をぬいで はや夜露の風に飛びされ。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
さびしい人格さびしい人格が私の友を呼ぶわが見知らぬ友よ早くきたれここの古い子に腰をかけて二人でしづかに話してゐようなにも悲しむことなく君と私でしづかな幸福な日を暮さう遠い公園のしづかな噴水の音をきいてゐようしづかに しづかに 二人でかうして抱きあつてゐよう。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
自然はどこでも私を苦しくするそして人情は私を陰鬱にするむしろ私はにぎやかな都會の公園を歩きつかれてとある寂しい木蔭の子を見つけるのが好きだ。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
よにもさびしい私の人格がおほきな聲で見知らぬ友を呼んでゐるわたしの卑屈で不思議な人格が鴉のやうなみすぼらしい樣子をして人氣のない冬枯れの子の片隅にふるへて居る。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
そしていつもの通り、窓にすっかり錠をおろし、戸口に一脚の子を持ち出した。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
それから扉を閉め、子を鍵穴のところに持って行って、一秒の間も油断なく、室内を熱心に覗いていた。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
訪客と主人を加えて、丁度四脚の肱掛子が、部屋の中央に円く並べられた。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫